ここ数年で注目されるようになったソーシャルレンディング投資。
某有名ブロガーもブログで紹介するなど、一般のユーザーにも徐々に認知が拡大してきています。
ただ、例えばそのブログの中でも「リスクはあるけどまー資産増やせますよ」くらいの書かれ方しかされていません。
そのため、「あいつが宣伝している危ないサービス」と捉えている方も多いのが実情です。
そこで今回は、ソーシャルレンディングの危険性について考察したいと思います。
ソーシャルレンディングそのものは危険なサービスではない
まずお伝えしたいのが、ソーシャルレンディング自体は決して危険性の高いサービスではないという点です。
もちろん金融商品である以上一定のリスクはありますが、業者は第二種金融商品取引業に登録されており、金融庁による審査を受けています。
資本金や知識のしっかるある業者しか通らないものなので、サービス自体が危ないものではありません。
危険性ということで言えば、投資の際のリスクがそれに該当すると思います。
ソーシャルレンディングが内在する2つの危険性
投資を行う際の危険に関しては、主に2つが挙げられます。
デフォルトの危険
一つ目は、デフォルトの危険です。投資したファンドから貸付を行い、借り手の事業が上手くいかないなどの理由で返済が出来なくなった場合には貸し倒れが発生します。
その場合、最悪元本が丸々返ってきません。この点はリスクといえます。
運営会社破綻の危険
もう一つは運営会社が小規模なため、経営がまだ安定していないという点が挙げられます。
業務開始から数年という業者が多いため、倒産のリスクは銀行などと比べると高いといえます。
危険を軽減するには会社選びと分散投資
この2つの危険を出来るだけ低くするための方法をご紹介します。
まず一つは信頼できるソーシャルレンディング会社を選ぶことです。
具体的には
- デフォルトがこれまでおこっていない
- 担保をしっかり確保している
業者を選ぶことです。
運用履歴はほとんどの業者が開示しており、例えばmaneoやクラウドバンク、みんなのクレジットなどは貸し倒れ0件を公表しています。
また、業者によっては全案件で担保を設定しており、安全性を高める仕組みになっています。
もう一つは業者・ローンファンドを分散して投資することです。
業者を複数口座開設し、更に各ファンドに少額ずつ分散して投資することでもしデフォルトや運営会社の倒産が起こっても全資金をなくすことが無いようにするのです。
そうすることでリスクは軽減することができます。
信頼性の高いソーシャルレンディング業者
信頼性の高い業者としては、日本で初めてソーシャルレンディング事業を開始したmaneo、全案件に担保を設定するみんなのクレジットを挙げさせていただきます。
maneo
業界最大手のmaneo。2016年にはGMOクリック証券と提携も行い、安全性はさらに高まっています。
担保の設定はローンファンドにより異なるので、安全性を重視する方は不動産担保の設定されているファンドに投資するようしましょう。
参考利回り | 5~8% |
最低投資金額 | 1万円~ |
担保 | ファンドにより異なる |
運用期間 | 3~12カ月程度 |
成立ローン総額 | 639億円 |
また、SBIグループが運営するSBIソーシャルレンディングも大きなグループの会社ですので、会社としての安全性は高いといえます。
SBIソーシャルレンディング
証券などで有名なSBIグループが運営するソーシャルレンディング会社です。
大手グループのため安心感があります。
参考利回り | 2~7% |
最低投資金額 | 1万円~ |
担保 | 株式・不動産 |
運用期間 | 12~14カ月 |
成立ローン総額 | 100億円 |